
日本のW杯が終わりました。
私が初めて観たW杯は86年のメキシコ。
VHSの総集編。マラドーナを擦り切れるまで観ました。
90年は友達の家に入っていたWOWOWで初の生観戦。
スキラッチのシュートを今でも憶えています。
94は同級生がアメリカに観に行きました。
スウェーデンが頑張った年。ロマーリオにバッジョの年。
ここまで、W杯に日本はいませんでした。
ドーハの悲劇ですね。
97のジョホールバルを経て、98フランス。
初めてW杯で日本を観ました。
世界との差はビックリするほど開いていた。
02日韓。ちょっと近づいた気がした。
06ドイツ。勘違いだと気づく。
10南ア。希望の光がみえた気がした。
14ブラジル。ハメスしか思い出せない。
そして今回。
グループリーグの事は置いときます。
なにはともあれトーナメント進出。
ターンオーバーにも成功し、コンディションも万全。
入りも悪くない。後半早々得点。更にまさかの追加点。
選手のパフォーマンスも素晴らしい。
ゲームプランもはまってた。
負ける要素が見当たらない。完璧。
なのに負けた。
どの選手がミスしたとか、そんな事じゃない。
そんな事言ったらベルギーの選手どんだけミスしてんだ、って話。
交代のカードとかタイミングとかの話でもない。
本田もフィニッシュまでいってた。
じゃあなんで負けたんだろう。
色んな意見があるのは百も承知で、あえて言うと。
私は育成に問題があるのだと思います。
サッカーに対する概念が、世界と日本は違うんじゃないかと。
どう違うのか?と聞かれても答えられません。
けど、そんな気がするんです。
子供の頃から目の前の試合に執着し、全国大会が全てと教え込む。
小さな日本の、小さな県の、小さな市の、小さな町で優劣をつける。
日本サッカー界のメインストリームが作った概念。
その積み重ねが、あの20分に出たのではないかと。
とにかく悔しい。悔しすぎる。
同じ日本人の代表が、
あんなに走って、
あんなに頑張って、
あんなにいいプレーをしたのに負けた。
目の前にいる子供たちには、こんな思いはして欲しくない。
だから、10年後20年後、あのピッチに立って
2-0から3-0に出来る選手になって欲しい。
そして、日本の育成に携わる人全員がそこに向かった時、
日本のサッカーは変わり、サッカーが文化になると思います。
14ブラジル。ハメスは笑いながらサッカーしてました。
18ロシア。乾が笑ってた。日本人だってきっとやれる。
生きてる間に、ベスト16の壁を乗り越えて欲しい。
日本の子供たち、頼んだぞ!!!