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​SUERTE JUNIORS Blog

箸と自転車

  • 執筆者の写真: Makoto Seto
    Makoto Seto
  • 2018年3月14日
  • 読了時間: 2分

サッカーにおける技術(テクニック)は、色々なものに例えられます。

”武器” ”道具” ”鍵” などなど。

戦うための武器であり、

何かを成し遂げるための道具であり、

ドアの向こうに行くための鍵であり。

どれも、言い得て妙。

そして、その技術を習得する過程も、色々な事に例えられています。

1つは、お箸。

日本人は、なぜ小さい子でも箸が使えるのか。

それは、毎日使うから。

足が手みたいに動くように、

自由自在に操れるように、

毎日毎日、ボールを触ろう。

という例え話。

すごくいい話です。

もう1つは、自転車。

小さい頃に覚えた自転車の乗り方は、

大人になっても忘れない。

大人になってから乗ろうとすると結構大変。

いっぱい転んで、失敗して、

身体に染み込ませて、自分のものにしよう。

というもの。

これまたいい話。

毎日触って、自分のものにする。

すごく大事な事です。

なのですが。

そもそも、お箸は物を食べる道具です。

どんだけお箸が使えても、目の前のメシを食わなきゃ意味が無い。

自転車は乗り物です。

出かける用が無きゃ乗る機会が無い。

だから私はこう解釈しています。

箸が使えるようになったら、色んな物を食べよう。

まずはおいしい物もまずい物も。

おいしい物は好きなだけ食べればいい。

まずかったら嫌いになってもいい。

必要なのは、「うまいものを嗅ぎ分ける鼻」だと思う。

自転車に乗れるなら、色んな所へ行こう。

海へ山へ大都会へ、色んな場所を見に行こう。

転んでも起き上がって、旅を続ける。

そして、一歩を踏み出す「好奇心と勇気」を持とう。

素晴らしい言葉を残した指導者たちはきっと、

箸と自転車で選手に何を伝えるんだ?

と問いかけてるんじゃないかなー、と思うんです。

ウチでは、箸は使えて当たり前。

自転車も乗れて当たり前。

そこがスタート。

でも、ココ!っていう時は

箸なんかブン投げて、手づかみで食って欲しい。

チャリなんか乗り捨てて駆け出して欲しい。

そんな選手が好きです。


 
 
 

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