まずはこちらの動画。
先日のマインツとボルシアMG戦で起きた珍プレー。
まあ、普通に考えればあり得ないプレーです。
子供たちにもこの動画を観せたのですが、爆笑しておりました。
なぜこんな事が起きたのか。
キーパー大国ドイツです。ノイアーの国です。
ブンデス一部なわけです。
こんな事が起きる国ではないはずです、
・・・いや、ドイツだから起きたのかも。
ここからは私の推察。
まずキーパーはトラップしました。
ボールにはバックスピンがかかっている。
それにキーパーは気付かなかった。
ボールを「止まっているもの」と思い込みルックアップ。
かすかに視野にボールらしきものが映る。
偶然それはペナルティスポット。
完全にボールと思い込みスイング。空振り。
推察ですが、たぶん合ってる。
ペナとボール間違えるか?という疑問。
きっとここが、ドイツだから起きた事。
要は、普段からボールなんか見ていない。
かすかに視野に入れてプレーしている。
ペナと間違えるくらいかすかに。
なぜなら、ボールよりも観るべきものがある、って事なんだと思います。
話変わって。
良く色んな子供達に聞く事があります。
「サッカーって何人でやる?」
こう聞くと、90%くらいはこう答えます。
「11人。」
残念、不正解。答えは「22人」。
サッカーには必ず相手がいる。
テクニックは絶対必要です。でも、ボールとサッカーしない。
ドリブルも絶対必要。でも、目の前の相手とサッカーしない。
サッカーには相手が11人いるのだから。
目の前の相手以外の、10人と駆け引きしながらサッカーをする。
そのためのテクニック。
と、子供達には伝えています。
話戻って。
ドイツは恐らく他の国よりもキーパーに求められるものが多い。
ビルドアップの始点となっています。
実際、この場面もビルドアップをしようとしていた。
きっと彼は、前にいる21人、
”ボールより観るべきもの”を観ていたはず。
サッカーで大事なのは、ボールよりも相手との駆け引き。
ボールなんか見てたら、サッカー出来ない。
という事が良く分かる、いい教材になりました。
ま、全然違うかもしれませんけどねwww